私とインターネット
ちょうど西暦2000年に初めて携帯電話を持った。
当時高校生だった私は携帯電話に憧れていた。まだPHSも出回っていたのだけど、なんとなくなのだがピッチより携帯電話がステータスな空気が漂っており、番号交換するときに「070~」と言うと「えっ!ピッチかよ」と笑われたこともある。
そう、ピッチユーザーの私はとーーっても携帯電話に憧れが強かった。
そんな私が初めて持った携帯電話はJ-PHONE。*1
このときが私がインターネットに夢中になっていくはじまりだったと思う。
確か「J-SKY Web」というインターネット接続があり、そこにつなぐと着メロや待ち受けを探すことが出来た。
その時、なかなかめあてのものにたどり着けず頭の中が「???」となったのだが、のちに掲示板などサイトに誘導されているものなのだと気付いた。昔から巧妙なアクセス数稼ぎというのが存在しているのは変わらない。
のちにたどり着いた先は「掲示板」なるものだった。同じようなハンドルネームの人が投稿していると思っていたものは、いわゆる「名無し」で、むしろハンドルネームがないものが当たり前だった。匿名掲示板だったけどそれが「にちゃんねる」だったのかは今となってはわからない。
私はそこは覗くにとどめ、都市伝説などを見るくらいになっていた。なんとなく私の中で人にはあまり言わない「陰」のインターネットの世界だった。
いっぽうで明るく見ていたのが「ケータイ小説」の類であり、魔法のiらんどを知ったのもそのあたりだったと記憶してる。
簡単にホームページを作成できると知った私はIDを取得し、プロフだの日記だのほんと誰得?な陳腐たるサイトを作成した。そこでは匿名ではない、ハンドルネームを使い個人を認識した状態で掲示板に書き込む。レスが返ってきていないかわくわくしながら更新を待つ。
また、同じ魔法のiらんどユーザー同士なら誰がアクセスしてきたかがわかる、いわゆる「足あと」機能があり、キリ番やゾロ目*2を踏むとトップページにハンドルネームがのり、祝ってもらえたり、誰だかわからない人に踏み逃げされていた。
そしてなにより今では考えられないのだが、携帯電話契約の中にインターネット接続(パケット)定額プランがなかった。そのため繋げば繋ぐほどお金がかかる従量課金制でたくさん着メロをダウンロードしたり画像をホイホイ表示させていると月額料金がとんでもないことになる「パケ死」という言葉もうまれた。
私は高校生ながらに4万円ほど請求が来ておったまげた。アルバイト代で支払っていたけれどもなんとももったいないことだと今でも後悔してる。
初めて携帯電話を持ってから2年後、20歳の時に今度はパソコンを購入した。きっかけがとても不思議なのだけれど母親が突然「パソコンでも買えば?」と言ってきたのである。真意は今も不明。
そこから帰宅後につけるのはテレビではなくパソコンとなり、寝るまで触っていた。個人的にインターネットへの扉がさらに開いたときだった。
主にインターネットサーフィン。
先述のホームページも継続していたので日記を書いたり、日々面白いサイトを探していた。
Flashもよく見ていた。
先日、Flashのサービスが終了すると知り寂しかった。
みんな聞いたことはあるはず、ご存知「恋のマイアヒ」も見たことあるけれど、他にも有名どころで思い出すのは「バスト占いの歌」「ペリー提督(ペリー来航/ペリーのピアノ教室)」「BUMP OF CHICKENの歌にのせたFlash(ラフメイカー/K)」。あと「赤い部屋」。怖い系。寝られないから検索はやめとき。
このATMの文字見たとき久しぶりに思い出した。
銀行のATMにあった注意書きなんだけど、見た瞬間「あなたは赤い部屋が好きですか?」を思い出してしまった。あれ怖かったなぁ。 pic.twitter.com/W8VNPd7apj
— ちこ (@chikorai) 2018年7月29日
次に大きく変わったのがソーシャルネットワークサービス「mixi」に登録したときだと思う。
私が登録したときは完全招待制で、携帯*3からのアクセスは出来なかった。
そこからほどなくしてジャニヲタに出戻った私はmixiの「コミュニティ」で同じ嵐ファンと交流を持つようになっていった。そのころには携帯からのアクセスもできていたし、誰でも登録できるようになっていた。
その後はSNSのテンプレ通りFacebook、Twitter、Instagramと順次ひと通りアカウントを作成した。
現在は主にTwitter、たまにInstagramという感じで活用している。*4
mixiもFacebookも人が減っていったなと気づいたときに私も少し飽きていた。人が減ると同時に交流も減るのがなんだか寂しく思えたためである。
昔から私にとってのインターネットはサイトを閲覧するだけではなく、コミュニケーションの場があるものとして位置しているんだなと思った。
たまに疲れてしまうこともあり厄年のあたりはLINEのトーク以外のSNSは一切休んでたときもあった。*5
それでも切っても切れないインターネット。
いまはジャニヲタとしてもめちゃめちゃ活用している無くてはならないものになってる。
今週のお題「わたしのインターネット歴」
※忙しくしてたらお題変わってたけどせっかくなので公開しちゃう(泣)